12 January 2008

森立之寿蔵碑

『自作寿蔵之紙碑』は立之が七十五歳のときに自撰した略伝で、青山道醇などの弟子や、今村了庵・浅川宗伯そして駐日清国大使の黎庶昌といった友人がこれを祝してエッセイを寄せている。生前印刷に付されたらしいが、死後四十九日の忌に孫娘鐄の跋文が追加され、立之復元の『神農本草経』とともに友人や弟子に配られたものである。洞雲寺の墓石にもこの自伝「寿蔵之紙碑」がほぼそのまま刻されている。
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