09 June 2006

『太素』中の「喜」字

王育林『中医古籍考拠例要』(学苑出版社)114頁
(『太素』)或拠書中「善」字多改爲「喜」字以避北朝東魏孝静帝元善見名諱之例,疑其所拠祖本係北朝伝本。
 
 なおこの著作は,繁体字本ですので,おそらく簡体字で書いて,それを繁体字化したのだと思いますが,やりすぎている箇所があって,「淳于意」が「淳於意」となっていたりします。
 一律変換ソフトを使っているのでしょうか。

2 comments:

管理人 said...

『素問』、『霊枢』の「善」が、『太素』で「喜」になっていることは多いかも知れないけれど、それを簡単に避諱と言って良いんだろうか。今開いている箇所では、巻27の十二邪で「為之喜鳴」とあるところは、『霊枢』口問では「為之苦鳴」です。「苦」という名前の皇帝は探さなくて良いんですかね。それと次の邪客では「善言天者」です。そもそも仁和寺本『太素』には「善」なのか「喜」なのか紛らわしいものが有る。著者の気まぐれと抄者のいい加減さも関係していると思いますが。
淳於意はひょっとしたら著者の、まあ恐らくは植字工あるいは校正係の文字知識の不足が主たる原因でしょう。

管理人 said...

先ほど取り寄せていた『中医古籍考拠例要』がやっと到着しました。
で、内容は良さそうだけど、校正がねえ、江戸時代の問政なんで年号を聞いたこと有りますか。