18 December 2007

ああやっぱりお亡くなりになったのだ

井上先生を偲ぶ会に,多数のご参加をいただき感謝いたします。
この催しは,ほとんど全く,残されたもののこころの平安の為に行ったことです。
現場にいた人たちの中に,未だ偲ぶという気持ちに切り替えられない人がいるのも分からないでは有りません。けれども,我々のような過去形としてしか状況に触れ得なかったものとしては,どこかに線を引かなくてはどうにも落ち着かないということにもご理解いただきたい。偲ぶ会を曲がりなりにも催してやっと,ああやっぱりお亡くなりになったのだ,ということです。
将来において,胸をはった,開かれた「偲ぶ会」が催されたところで,所詮,「偲ぶ会などはやるな」という強い遺志をより尊重する人からは裏切りもの呼ばわりされるかも知れません。
我々の個人個人の宗教的信条は異なります。死をどう考えるかも恐らくは違うでしょう。だから,「人には知らせるな,葬儀は密葬だけにせよ,偲ぶ会なんかやるな」についての解釈もそれぞれ微妙に差が有るでしょう。
我々には偲ぶ会が必要でした。だから,やりました。いまさら,どういうつもりで没後の報告だけだったんだ,どうして密葬だけなんだ,なんて野暮なことは言いません。こういうことは究極的に個人的なことであって,端からとやかくいうべきものでは有りません。我々についても,これはやむにやまれぬ感情でやったことです。とがめないでいただきたい。

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